雇用減少幅4年ぶり改善、昨年の離職者数662万人(2004年8月4日付日経)

厚生労働省が8月3日発表した2003年の雇用動向調査によると、2003年の離職者数から就職者数を差し引いた雇用の減少幅は、57万人となり、2002年に比べ28万人改善したようである。これは、4年ぶりの改善である。倒産やリストラといった不況型離職が一段落したことが背景であると分析されている。

2003年の離職者数は、662万人。2002年に比べ、20万人減。これに対し、就職者数は、8万人増え、605万人。

離職理由としては、「経営上の理由」(企業倒産、リストラ解雇)などは、前年比2.5%低下して9.8%となった。これに対し、離職理由として多いのは、「個人的理由」で前年比4.3%増え、69.3%となった。年齢別では、20歳未満の離職率は44.9%に拡大、35歳未満はどの年齢層も離職率が高止まりしている。

先月23日、雇用能力開発機構委託がブラザーパソコン英学院(大阪府岸和田市)での再就職支援セミナーにて、私角野は約6時間にわたって講師を務めてきた。これは、昨年からお手伝いをしているもので、今回で4クール目であった。昨年の3クールと違い、約25人くらいの受講生の方達の中で、若い人が多いことが印象に残った。例えば、これまで就職経験がない、あるいは働いた経験があってもアルバイト、フリーターとしての経験しかないという方達である。マスコミ報道にもでている、ジョブカフェ構想でもいわれているように、このような若い人たちにいかに職を見つけてあげることを支援するのか、ということを実感した。

我々のような士業でも、開業当初は「経験がない→実績がない→信用がない→仕事がこない」という循環にはまり、仕事がこないことをいかに断ち切るかに呻吟するものである。若年者の失業問題も、実はこの循環の構造に似ている。8月3日付日経MJでも、20代前後の世代を「Y世代」として調査を行っているが、「自分らしさ」が仕事を選ぶ基準のトップであるようである。この「自分らしさ」をどのように探すのか。あるいは、私角野も含め、先行する世代がいかに「自分らしさ」を提供できるのか。「働く」ということに関して、自分自身も含め、考え続ける必要がある(角野)。

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