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★JAZZ★

ジャズレコード収集歴7年の角野浩がお薦めのアルバム、アーティストを紹介するコーナーです。

第4回推薦アルバム「MINOR MOVE」(TINA BROOKS,BLUE NOTE)

musical_note.gif第4回推薦アルバムは、ティナ・ブルックス「マイナー・ムーブ」ですmusical_note.gif

今回は、ティナ・ブルックスの「マイナー・ムーブ」を紹介します。まず、写真のこのLP版ですが東芝EMIの特典版であり、非売品です。こういう版は、15:1という形で、ある発売時期のLPを15枚買った人に1枚特典としてをプレゼントをしますという形で配布されます。いわばプレミアム版なのです。私は、この版を梅田東通の中古レコード店で偶然発見しました。値段が5,800円。「うーん、どうしよう」と考えてしまったのです。5,800円も出してレコードを買ったなどというと、うちの奥さんが何というか。で、見つけたその日は買わずに家に帰ってしまったのです。

しかし、こういうジャズレコードの蒐集は「一期一会」という言葉が当てはまる世界であり、一度そのレコードとの出会いを逸してしまうと、2度と出会いがないということもあるのです。一度は値段のことを考えて買うことをやめたレコードでしたが、やはりこれは「買い」だと思い、中古レコード店へ電話を入れ、取り置きをしてもらい、後日大枚(?)5,800円でこのレコードをゲットしたのでした。

このアルバムは、ある特定のファンには涎の出るものであり、ティナ・ブルックス、ソニー・クラークの唯一の顔合わせであり、互いにマイナーな心を持つ者同士の心のふれあう内容と言えるでしょう。特に私は、バラードに目がいってしますのですが、最後の「エブリシング ハプンズ トゥー ミー」は涙ものです。ティナ・ブルックスのかすれたテナーに、シングルトーンのソニー・クラークのピアノが応える。これぞ、ジャズ、これぞブルースの世界。大枚の5,800円の価値に応える内容です。また、このジャケットの黒猫の姿。何か不吉なものをを予感させる黒猫とマイナーなブルースの世界。ジャズってやめられないのです。

なお、現在私は、ソニー・クラーク追いをしています。この方、たった31歳でなくなったということもさることながら、薬漬けで常にブルーな内容を表現した男の音に惹かれております。

アルバムデータ 1958年3月16日録音

曲名 SIDE1@NUTVILLEATHE WAY YOU LOOK TONIGHT  SIDE2 @STAR EYES AMINOR MOVEBEVERYTHING HAPPENS TO ME 

パーソネル  ティナ・ブルックス(テナー・サックス)リー・モーガン(トランペット) ソニー・クラーク(ピアノ) ダグ・ワトキンス(ベース)アート・ブレイキー(ドラムス)

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