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★JAZZ★ジャズレコード収集歴約10年の角野浩がお薦めのアルバム、アーティストを紹介するコーナーです。 第17回推薦アルバム「SPEAK LOW」(Walter Bishop Jr.)
2007年明けましておめでとうございます。1年ぶりのジャズのコーナーの更新となりました。長らくお待たせいたしました。当事務所のHPは基本的に業務情報のご案内であり、当初から休憩室の意味でこのコーナーを始めたのですが、やはり更新するページは業務に関連するページが中心となってしまい、このページの更新もおろそかとなっておりました。申し訳ありません。 しかし、意外に好評なのがこのコーナーで、先日も熊本在住の方から、第3回の「サムシン・エルス」の村上龍氏執筆のライナー・ノーツのご質問を頂き、更新を楽しみにされているというメールを頂きました。業務に関連のない、個人的な友人なども、やはりこのコーナーをよく見て見てくれているようで、「更新をせねば!」と思いながら、1年も過ぎてしまいました。今年は少なくとも4シーズンの更新は行いたいと、年頭に決意をしておりますすので、どうぞおつきあい下さい。 さて今回の1年ぶりの推薦アルバムは、ウォルター・ビショップ・ジュニアの「スピーク・ロウ」というアルバムです。「無人島に持って行く1枚のジャズ・レコード」ということで有名なアルバムで、ジャズ解説書などでも名盤として紹介される1枚です。このコーナーの第1回目で書いた大阪上新庄のジャズ・喫茶のマスターも、確かこのアルバムをかけていた記憶があります。 人は一生に一度最高の仕事をするのでしょうか。この「スピーク・ロウ」のウォルター・ビショップ・ジュニアのピアノ演奏は、後にも先にもこの人のアルバムにはない名演を行っています。私自身ウォルター・ビショップ・ジュニア名義のアルバムは現在これしか持っていませんが、私の所有するジャズアルバムの中でも、やはり時折聴きたくなる1枚です。 推薦曲はアルバムB面1曲目「アローン・トゥゲザー」です。ビショップの「ダダーン、ダ、ダーン」というソロから始まるこの曲は、まさに無人島に1人で瞑想をするのにぴったりという感じの演奏で、哀愁たっぷりの名演、名曲です。所有するアルバム(日本盤トリオ レコード)によると、この曲は1932年のミュージカル「フライング・カラーズ」のために、アーサー・シュワルツという人が作曲した曲です。それ以外にもA面3曲目「グリーン・ドルフィン・ストリート」B面3曲目タイトル・ナンバー「スピーク・ロウ」も非常に良い。名演です。 このアルバムには、ジョン・コルトレーンの後期に参加したジミー・ギャリソンがベースとして参加しています。ウォルター・ビショップ・ジュニアのこの一世一代の名演も実はこの天才ベーシストジミー・ギャリソンの参加によるところが大きいのではないか。各種解説書にはそのように書かれています。やはり良い仕事には、良いパートナー、ライバルの存在がある。このアルバムは、そのようなことも我々に教えてくれます。 新年改まり、今年は良い仕事をしようと思っている皆さんに、是非このアルバムを聴いていただきたい。推薦曲やこのアルバムは、すこし大げさですが、「人生の意味」「仕事の意味」を考える、思索にぴったりです。そう言う意味で、「無人島に持って行く1枚のジャズ・レコード」は、当たっているといえます(2007年1月7日、角野)。 アルバムデータ 1961年3月録音 曲名 SIDE1@サムタイムス・アイム・ハッピーAブルース・イン・ザ・クローセットB グリーン・ドルフィン・ストリート SIDE2 @アローン・トゥゲザー Aマイルストーンズ B スピーク・ロウ パーソネル ウォルター・ビショップ・ジュニア(ピアノ)ジミー・ギャリソン(ベース)G.T.ホーガン(ドラム)
★これまでの推薦アルバム★
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