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★JAZZ★

ジャズレコード収集歴7年の角野浩がお薦めのアルバム、アーティストを紹介するコーナーです。

第13回推薦アルバム「GOODEN’S CORNER」GRANT GREEN)

musical_note.gif第13回推薦アルバムは、グラント・グリーンーの「グッデンズ・コーナー」ですmusical_note.gif

このジャズのコーナーがなかなか更新できずに申し訳ありません。前回の更新が2003年の年末でしたので、約半年ぶりの更新ということになります。ここ大阪も梅雨入りし、じめじめした日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。もう少しで夏です。そこで、独断と偏見で今回は夏に聴くにふさわしい1枚ということで、私角野の一番好きなピアニスト、ソニー・クラークとグラント・グリーンの競演した1枚「グッデンズ・コーナー」をご紹介します。

このアルバムの録音は1961年12月23日ということですから、私角野の生まれた年であり、既に製作かから42年を経ているものですが、全然古さを感じさせません。ジャズのすごさはこういうところにあるのかもしれません。このアルバムも、大阪駅前ビルの中古レコード店で2,3年前に偶然見つけたもので、こういう出会いがあるからなかなかジャズレコード収集はやめられない。キングのGXF3058という盤で、通常盤の2倍くらいの値段でしたが、即買いでした。

さて、推薦曲はA面1曲目の「ON GREEN DOLPHIN STREET」です。これは、1947年のMGM映画「大地は怒る」のために作られた曲なのですが、ジャズのスタンダードとして、数々のミュージシャンが演奏し、名演も生まれている曲ですが、個人的にはこのアルバムの演奏が一番気に入っています。

まず、クラークとグリーンの演奏がすばらしい。この曲を聴いているとなぜか「海」をイメージしてしまいます。「DOLPHIN」という曲名のせいなのか、洋々とした大海へ船出するイメージがこの曲、演奏にはあります。

以前にもこの欄に書きましたが、わずか31年の生涯を生きた人です。失神するほどの麻薬におぼれ、常にその演奏には「憂い」「陰り」をかいま見せる。生きている間には、特にアメリカ本国において正当な評価がなされず、常に鬱々とした日々を送っていたと言われています。むしろその演奏は、「わび」「さび」の世界を好む日本人によって、その評価がされた人です。アメリカでは、ジャズにおいてもその「派手」さを好む傾向があるようです。こういう傾向が、現在のイラクや中東で見せる「帝国」アメリカの底流をなす思想性に関係があるようにも思われます。

このアルバム、レコードで所有しているため、現在このままCDで発売されているかどうか、分かりません。ただグリーンとクラークの競演ものを企画して発売していたものが確かあったように記憶していますので、是非CD屋さんで見つけて聴いてみて下さい(角野)。

アルバムデータ 1961年12月23日録音

曲名 SIDE1@ON GREEN DOLPHIN STREET ASHADRAK BWHAT IS THIS THING CALLED LOVE SIDE2 @MOON RIVER  AGOODENS CORNERBTWO FOR ONE

パーソネル グラント・グリーン(ギター)ソニー・クラーク(ピアノ)サム・ジョーンズ(ベース)ルイス・ヘイズ(ドラム)

 

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